去年の春(2016)から2年くらい、インターネット仲介会社(クラウドソーシングといいます)をつかって仕事の受注・報酬受け取りをしていました。
個人のフリーランスとして仕事を受注する場合、「何を」「どんな風に」つくるのか、仕事前に決めておくことが大切だそうです。
「ワードプレスでホームページを作ってお渡ししますよ」と仕事する場合、次の内容をお互いで決めてから、取りかかるそうです。
専門用語で「要件定義」と、指導を受けました。
要件定義の内容とは?
ワードプレス(ホームページ)作成代行を行う場合、次の要件を1つずつ確認しあうそうです。
要件定義
・wordpressでいいか?
・固定ページ数
・ブログ機能は必要か?
・テンプレートは無料・有料か?
・追加機能は必要か?(お問い合わせ機能など)
・写真やイラストなどの素材はどちらが提供するか?
・ドメイン、サーバーはどちらが管理するか?
・デザイン 詳細はどちらが準備するか?
・httpsが必要か否か?
・SEO関連(アナリティクス、サーチコンソールの設定必要か?)
2018年1月現在のわたしができること・できないこと、仕事を発注してくださる方ができる場合・できない場合、いろいろあります。
1つずつの項目で細かく見ていきたいと思います。
「あなたと私で一緒につくりましょうね」というのはナシで、それぞれの作業について、どちらが行うのか決めてから仕事にかかるようです。
作りすすめてから「これ作ってもらっていない」「これ作るつもりでいたのに先に作られてしまった」などと問題が出るのではないかと思います。
1.wordpressでいいか?
「ワードプレスでつくりますけどそれでいいですか?」という前提で、受注するそうです。
ワードプレスを使わないサービスを3種類あげてみます。
(1)アメーバブログ・はてなブログ(有料・無料)・ライブドアブログ
メールアドレス等だけで登録できるブログサービスです。
わざわざ業者に頼むほどのことではないでしょう
(2)wix、jimdo、ペライチなど、文章や画像を投稿するだけでHPの見た目になるサイト
有料・無料サービスがあったり、独自ドメインを使用できるサービスがありますが、こちらも「ふつうは自分で設置できるでしょう」ということで、ホームページ作成業では受注しない前提のようです。
これは私の予想ですが「そのサービスを利用する、そのためにアカウントを作り、管理責任を持つ」という行為はHPをつくりたい人が行うものですし、もうできているHPサービスなので作成側としては何もしてあげることがないのかなと考えました。
できるとしたら「アカウント作成、設置のやり方の指導」になってしまいそうです。
パソコン教室の先生の仕事内容になるのかもしれないですね。
(3)1ページずつ「タグ」を書いてオリジナルページを作成する方法
ワードプレスができる前の時代には、この方法で1枚ずつページを手作りしていたのではないかと思います。
作成費用数十万かかるのも当然ですね。
htmlで段落タグ、テーブルタグ。cssで文字色、横幅など1こ1こ指定する方法で、途方もない手間・作業量がかかります。
ちなみにワードプレスサイトは作業量と難易度によるのでしょうか、合計で3万5万・7〜8万円が相場と見かけたことがあります。
ワードプレスのおかげで、ずいぶんHP制作費・手間をおさえることができるようになりました。
以下、2から先は「ワードプレスサイトをつくる」という前提でお話します。
2.固定ページ数
「固定ページを何ページつくりますか?」と確認するそうです。
ピアノ教室サンプルHPでは、1〜7まで「7つの固定ページ」をつくりました。
もう1つ増やしたいな・・・という場合には、すでにつくった固定ページを参考に、ご自分で増やしていけるのではと考えます。
メニュー(グローバルナビゲーション)につないで1つ足せるかと思います。
3.ブログ機能は必要か?
・内容を更新しない「固定ページ」5つか8つ並び
・固定ページも、ほぼ内容を更新しないワードプレスHP
は、つくってしまったら、ほぼ「放置」で構わないですよね。
たとえばラーメン店のHPで
1 お店紹介
2 メニュー・料金
3 定休日・営業時間・地図と住所・電話番号
こんな掲載なら、「定休日を火曜でなく月曜にします」「営業時間を20時でなく22時まで延長します」
固定ページをちょこっと書き直すだけの手間ですみます。
たとえばこのラーメン店が「ブログ機能」をもち、こんな更新をときどきしたいとします。
・3月の限定メニュー・ふきのとうラーメンできました!
・4月〜6月の限定メニュー・春わかめとアサリのラーメン人気です♪
・7〜8月・・・
「めんどい。動的な更新はフェイスブックページで済ませよう」という飲食店をよく見かけます。
静的なワードプレスサイトと動的なFacebookページを分ける方法
「道の駅みつまたFacebookpage」(新潟県・湯沢町)
「道の駅みつまた」が静的なHP公式HPを分けて持っているのか、上の動的FBページだけで運営しているのか、まだ調べていません。
フェイスブックを利用している方は、写真投稿、文章かき「簡単」なことを実感していると思います。
めんどいワードプレスサイトは固定ページばかりにして、動的なものをFBページなど「外部」にまかせてしまう方法もあります。
よく知られている「アメーバブログ」も動的なページをまかせるのに相性がよく、アメーバTVの実力やブログの浸透度から、そう簡単に無料ブログサービスをやめたりしないと思います。
(個人のピアノの先生では、アメーバブログのメッセージウィンドウやプロフィール欄に連絡先をかいて固定ページがわりにする方法で、用事が足りるケースが多いです。検索上位表示の強さは一律評価なので期待できませんが。)
人によって欠点となるひとつに「URLが2つに分かれてしまう」というものがあります。
また次の「ページ数を増やせないためドメインが弱いまま」という欠点もあります。
「無料提供サービスが終了したらどうしよう」という不安も多少あります。
静的な固定ページも動的なブログ機能もひとつのワードプレス内にかかえ済ませる方法
100投稿、200投稿・・・となるであろう日々の投稿を、固定ページと一緒に1つのサイトでかかえこむ方がいい場合もあります。
ピアノ教室サンプルHPでは「レッスン日記」「ピアノコラム」を100記事、200記事かく方法で、「サイト全体」が検索に上位表示されやすくなる準備をしてあります。
1〜7の固定ページ(レッスン料金など)では、たったの7ページしかありませんよね。
この7つの固定ページと、レッスン日記7ページと、グーグル検索は「同じひとつのページ」としてしかみなしてくれません。
たった7ページで終えるのでなく、100、200ページと日記を追加して、全体を107ページ、207ページのHPにした方が、グーグル・ヤフー検索に「ピアノ教室専門のやる気があるHP」と、認めてもらえる方向に現在(2018)あります。
7と107では、数として「10倍以上」の差がありますよね。
「とりあえず数」は、検索上位のための強さの基本です(今はまだ)。
「より多くの人に「検索」で、わたしのHPを探してもらいたい」という人には、面倒をしてワードプレス内に「ブログ機能(日記)」を抱え込むだけのメリットがあります。
一方で「私もともと有名人だし」「定期的にメディアが取材にきてくれるし」「お客さんがブックマークにわたしのHPをじか入れしてくれて毎日チェックしてくれているし」
こんな場合には、「記事の量産」(100〜200ページ)という「荒技(?)」に頼る必要性が少なくなります。
たとえば芸能人で「叶姉妹」「木村拓哉」と、本人の名前をじかに検索ウィンドウに入れるほどの有名人は、検索上位表示対策(SEO)はそもそも不要でしょうというお話です。
いっしょ・別々、面倒・簡単、もちたい人の発信スタイルや好み、PCスキルによって、どちらの方法もありかなと思います。
まとめ
1.wordpressでいいか?2.固定ページ数3.ブログ機能は必要か?
3つの要件定義についてお話しました。
4以下は別ページに回します。